No.1258&1266&1318 「パパ」になろう 〜出産までのはじめて体験〜
●今日のおはなし No.1258●
去年の11月11日。
くしくも友人に「誕生日おめでとう」メールを送り、
「アイツを産んだお母さんに感謝だなぁ」なんて
思いながら帰宅した時のことだった。
「ただいまー」
「おめでとうございます」
「え?」
「パパやで」 続きを読む
●今日のおはなし No.1258●
去年の11月11日。
くしくも友人に「誕生日おめでとう」メールを送り、
「アイツを産んだお母さんに感謝だなぁ」なんて
思いながら帰宅した時のことだった。
「ただいまー」
「おめでとうございます」
「え?」
「パパやで」 続きを読む
東京行きの新幹線。
トンネルを抜けると同時に
窓の外に広がる雪景色。
晴天に輝く純白の下で、
息を潜めた大地が沈黙の美を語りかける。 続きを読む
日本時間で昨夜の23時39分。
スペースシャトルが宇宙に向けて飛び立った瞬間、
僕はその映像を眺めながら、胸を熱くさせていた。
物心がつく頃、子どもはだれでも
「大きくなったら何になりたいの?」と大人に聞かれる。
今思えば、世間の仕事を知らないガキに
質問すること自体が間違っているんだけど、
幼稚園に入る前の頃、僕は大人からそんな質問を受けたら
「すぺーすしゃとるの、のりくみいん!」と答えていた。 続きを読む
駅前にあった交番が、
いつのまにかスターバックスにかわっていた。
その隣に、新しい交番ができていた。
警官は、古いままだった。
人は急に変われない。
急に新しくは、なれない。 続きを読む
僕らの知らない場所があるとしたら、
それはきっと、海の中か山の上だ。
先日、とある場所をドライブしていたら、
春の風に乗ってどこからか「鐘の音」が聞こえてきた。 続きを読む
●今日のおはなし No.1021●
先週、休みの間に「バリ」に行った。
日本を出るのは、卒業旅行のアメリカ以来だ。
何よりも驚いたのは、日本語の多さ。
「英語で通じるかな…」なんて、ちょっと不安に思って行ったのに、
お店のおばちゃんもタクシーの運ちゃんも、多くの人が片言の日本語を話す。 続きを読む
さっき言いかけた言葉を飲みこんでしまった時、
その言葉は、
胸の奥深くへと沈んでいくでしょう。
けれど、
あなたは沈殿した言葉たちがいつまでも気になって、
いずれきっと、だれかに話してしまいます。 続きを読む
女のコだけが持ってる
ウルトラエクセレンス第六感コンピューター
分析の結果現在
50/50(フィフティ・フィフティ)みたい I love youーー
【by「ときめきトゥナイト」エンディングソング】
その昔、50/50という言葉が流行った時期があった。
ちょうど中山美穂の歌が出た頃だったと思う。 続きを読む
深夜2時に家に帰り、遅い晩飯を食いながら
PRIDEグランプリ2004のビデオを見ていた。
すると、元柔道選手の小川直也が勝利したあと、
観客をあおってこんなパフォーマンスをしていたのだ。
「さぁ皆さん、いいですかー? 続きを読む
いい天気。
やわらかな日射しが窓から差しこみ、
窓際に置いてある紅茶のカップのそばに
うっすらと影ができている。
影は嘘をつかない。
日射しがあたった物の輪郭どおりに、
その形を模倣する。 続きを読む
川沿いに立ち並ぶ大阪の高層ビルを横目に、
一人、車を走らせる。
変だなぁ、
決して癒やされるような光景じゃないのに、
なんなんだろう。
この瞬間を止めてしまいたくなる衝動は。 続きを読む
—————————————
2003 イヴの夜 11景
—————————————
☆京阪電車の車内で
手をつなぎ寄り添うカップル
☆横断歩道で信号を待ちながら、
携帯電話で誰かにメールを送るOL
☆堂島にあるビルの窓灯りでできたサンタの顔を 続きを読む
先週の夏休みに、久しぶりに実家に帰った。
昼過ぎに車で到着し玄関を開けると、姉の子どもの優太郎が
「待ってました」とばかりのハイテンションぶりでお出迎え。
そっか。
両親、姉夫婦、優太郎、そして僕と、
家族全員が揃うのは初めてだったっけ。 続きを読む
赤は情熱、青は冷静、
色にもそれぞれイメージがあるように、
方角にもそれぞれの持つイメージというものがある。
例をあげるならこうだ。 続きを読む
うろ覚えの部分もあるけれど、
ぜひおはなししたい話がある。
少し前の話になるけれど、ある小さな街が、
かの有名な建築家、安藤忠雄に建築物の設計を依頼した。
工事は、地元の小さな会社数社が担当。
建築会社に勤務するAさんは、 続きを読む
4月1日。手の平から汗が止まらない。
だまされちゃいけない。エイプリルフール。
すべてのものが、今日は信じられない。
街行く人も、新聞も、テレビも。
おっと来た。友人からのメールだ。 続きを読む
昨日のイブは、決して幸せじゃない…はずだった。
好きな人のそばにいられず、急に仕事も入り、
なんだかせわしなくドタバタ。
せめてサンタに会いたくてピザをとったら、
お兄ちゃんがフツーの服装でやってきて、
無愛想に
「…2100円になります」
とポツリ。 続きを読む
「5円玉がはいってもエエかいのぉ?」
タバコ屋のおばあちゃんは、しわしわの手を差し出し、
10円玉4枚と、5円玉2枚のお釣を僕に手渡した。
硬貨からかすかに感じる、
おばあちゃんの手のぬくもり。
まぎれもない、人の温かさ。 続きを読む